飲み会

よし、それじゃあ童貞の俺が、
貴様ら非童貞に偉そうに説教をたれようと思うので、聞いてやってください。

まずはだな、貴様ら飲み会の席で、当然のように恋愛トークを始めるなよ、と。
俺どうするんだよ。
隣の奴とか嬉しそうに彼女の愚痴語り始めやがるし、
対面のイケメンも「あ、それわかる」とかぬかし始めやがる。
「一晩で3回も4回もできねえっつーの」じゃねぇよ。
こっちは一晩で5回も6回も抜いてようやく寝れるんだよ。
泣くぞ、この野郎。

それでだな、俺があまりにもその流れについていけないのを見て
無理やり気を遣って、「誰か好きな娘いないの?」とか言い出す始末。
いたっつーの。
今のお前の彼女だよ、ボケ。

でもまぁ、盛り上がりに盛り上がってるこの場でそんなこと言えるわけもないので、
セコセコとチェックしてた2番手の女の子の名前を出すわけですよ。
まぁ、相手にしてみれば童貞風情に2番手呼ばわりされる筋合いはないだろうけど、
それは仕方ない。
俺だって人の子ですよ。
しかも人一倍脂ぎっちゃってる童貞だから、
それくらいの「誰でもいいんです、ぶっちゃけ」感は否めないわけだ。
そんなわけで、その子の名前をおずおずと俺が口にするわけ。

そうしたら一瞬場が凍りやがるの。
で、すまし顔のクールなイケメンが「あ…」とか言うわけ。

「あ…」ってなんだよ、と思うわけですよ。
そりゃ、確かに俺は童貞ですよ。
セックスはおろかキスもしたことのない見事な真性君。
しかも短小ですよ。
いや、誰も知らないし、そのことで困ったことは一度もないけどな。

しかし、そんな俺が一応場の空気を考えて、
必死に君たち非童貞の恋愛トークに食い下がろうと頑張って答えたわけです。
その結果がこの凍りついた空気。

焦るよ。射精するかと思ったよ。
でもこんなところで発射したところで何の解決にもならないので、
ごくごく控えめに聞くわけです。
「え…、何か俺悪いこと言った…?」

そうするとイケメン君ども、俺の表情伺いながら、何かひそひそと相談し始める。
「なんだよ、今度は誰の彼女なんだよ。おっさんもう驚かんから言ってみろや」
とまぁ心の中で目一杯虚勢張ってみたりしながら待っているとだな、
斜め前のイケメン君が言うんです。

「…その子、この前酔った勢いでやっちゃった…」

ほら来た。もう予想通りの展開ですよ。
つーか、お前彼女いるよな、ちょっとロリ入った子。


まぁ、いいさ。
そう思って俺も無理して、「マジで〜!!」とかおどけてごまかそうとした瞬間に、

「しかも吉田(仮名・♂)と3P…」

萎えたわ。

で、まぁ、そこからはよくある話ですよ。
何かもう場もギクシャクしてきちゃってるもんだから、何とかフォローしようと
「いや、でも本当一回だけだよ。マジで」
とか言うわけ。
しかし、よくよく考えてみると、それフォローか?
で、しかも後々話が進んでいくうちに
「一回だけ」が「2〜3回」になり、
最終的に、「週一くらいで続いてます(時々吉田(仮名)含む)」になりました。

で、もうどうにもならないもんだから、
「いや、でも俺、おまえのこと応援するよ。今度お前も呼ぶからさ」
とか言い始める。
いいですか、イケメンの君。それは応援じゃないですよ。

そんなわけで、誰のせいと言うのでもなく、気を遣いあった結果、その飲み会は、
「…とにかく頑張れよ。そのうち彼女できるよ」という一言でお開きになったわけだ。
今さら精神論で俺にどうしろと?
とりあえず帰って抜いたよ、その子の3Pで。

そんなわけで、今回の童貞の主張は
「飲み会で恋愛トークをするのはかまわないけど、変に童貞に気を遣うな」
ということです。

ご清聴ありがとうございました。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。